近年、紙巻きタバコからベイプ(電子タバコ)への切り替えを検討する人が増えています。ベイプ(電子タバコ)はタバコの煙ではなく水蒸気を吸って楽しむ製品で、禁煙や健康志向の高まりとともに人気が上昇中です。
とはいえ、一口にベイプ(電子タバコ)と言っても様々な種類があり、初心者にとっては「どれを選べばいいの?」と悩ましいものです。
そこで本記事では、ベイプ(電子タバコ)の主な種類や特徴、さらに選び方のポイントからおすすめの機種までを徹底解説します。ベイプ(電子タバコ)初心者の方や禁煙を目指す方、喫煙者の方はぜひ参考にしてください。
ベイプ(電子タバコ)の主な5種類を解説

まずはベイプ(電子タバコ)の代表的な5つの種類について、それぞれの特徴を解説します。
ベイプ(電子タバコ)は形状や仕組みによって大きく以下の5タイプに分類でき、初心者向けの手軽なものから上級者向けの本格的なものまで様々です。
使い捨て型 – 充電やリキッド補充が不要で購入後でもすぐ使える

使い捨て型ベイプは、その名の通り使い切りタイプの電子タバコです。あらかじめバッテリー残量とリキッド(液体)が充填された状態で販売されており、購入後は開封するだけですぐに使用可能なのが最大の特徴です。
充電作業やリキッドの補充といった手間が一切かからず、電源ボタンすらない製品も多く存在します。使い捨て型はコンビニや雑貨店でも手に入りやすく、価格も1本あたり数百円~数千円程度と比較的安価です。
サイズもスティック状やペン状でコンパクトなものが多いため、ポケットに入れて持ち運ぶことも簡単。充電やリキッド補充が不要という手軽さから、まずはお試しでベイプ(電子タバコ)を吸ってみたい超初心者に最適です。
また、旅行や出張など外出先で一時的に使いたい場合にも重宝します。使い終わったらそのままポイッと捨てるだけなので、後片付けもラクチンです。
POD型(ポッド型) – メンテナンスがカートリッジ交換のみの充電式デバイス

POD型ベイプ(ポッド型)は、小型の本体デバイスに使い捨てのリキッド入りカートリッジ(ポッド)を装着して使うタイプです。
本体は充電して繰り返し使えますが、リキッドが無くなったらカートリッジ部分を丸ごと交換します。要するに「充電式+使い捨てカートリッジ」のハイブリッドな仕組みで、近年人気が高まっている形式です。
POD型の最大の魅力は、お手入れが圧倒的に簡単なことです。リキッド漏れやコイル焦げ付きといったトラブルの心配が少なく、面倒な掃除や複雑な部品交換も不要です。
カートリッジを差し込めばすぐ使え、無くなれば引き抜いて新しいものに差し替えるだけと、手軽さ抜群。【充電】と【カートリッジ交換】以外にやることがないため、初心者でも扱いやすいでしょう。
「メンテナンスの手間がほとんどない」のはPOD型ベイプの大きなメリットです。
AIO型(オールインワン型)- バッテリーとタンク一体型で扱いやすさと性能を両立

AIO型ベイプとは、“All In One”の名の通りバッテリー部分とリキッドタンク(アトマイザー)が一体化したデバイスです。バッテリーとタンクが分離しない構造のため、デバイス全体がシンプルな筒状や箱状になっており、部品点数が少なく取り扱いが簡単なのが特徴です。
POD型との違いは、カートリッジではなく自分でリキッドを補充して使う点と、コイル(加熱部分)の交換が可能な点です。いわば「自分でリキッドを入れるタイプの簡易ベイプ(電子タバコ)」で、初心者から中級者へのステップアップに適したカテゴリと言えます。
AIO型のメリットは、扱いやすさと性能のバランスが良いところです。構造がシンプルなので初めてのリキッド式ベイプとして導入しやすく、操作もワンボタンで電源オン/オフや吸引ができる製品がほとんどです。
一方で、POD型よりもフレーバーや煙量のカスタマイズがしやすく、本格的なベイプ(電子タバコ)の雰囲気を味わえるのも魅力です。例えばコイルを変えてみたり、好きなリキッドを組み合わせたりと、ある程度自分好みに調整できる自由度があります。
ペン型 – スリムな形状で持ち運びやすく煙量も多いコンパクトなデバイス

ペン型ベイプは、その名の通りペンのように細長い形状をした電子タバコです。手に持ったときの感覚が紙巻きタバコに近く、スマートな筒状デザインが特徴的です。スリムで軽量なので持ち運びやすさは抜群で、胸ポケットやペンケースにもすっと収まります。
一見コンパクトですが、侮るなかれ、ペン型でも十分な煙量を出せるデバイスが多く存在します。小さいながらもしっかり蒸気を発生させてくれるので、煙の量にこだわる人にも人気があります。
ペン型は内部構造的には「バッテリー + アトマイザー(タンク)」であり、広義にはAIO型に含められる場合もあります。サイズの小ささ・軽さで荷物にならないこと、そしてタバコに近い使用感を得やすいことが挙げられます。
従来のタバコを吸うのと近い感覚で使えるため、違和感なく移行しやすいでしょう。「タバコの延長線上で使える手軽なベイプ(電子タバコ)が欲しい」という方にはペン型デバイスが最適でしょう。
BOX MOD型 – カスタマイズ性が高く高出力なので爆煙と濃厚な味を追求できる
BOX MOD型ベイプ(ボックスモッド型)は、箱型(ボックスタイプ)の本体とアトマイザー(タンク)がセットになった、ハイエンド志向の電子タバコです。
一般に「MOD」と呼ばれるバッテリー部は直方体ないし箱形をしており、単体でも重量感があります。これに好みのタンクを装着して使うスタイルで、出力調整や設定変更などの機能が豊富なのが特徴です。
BOX MOD型最大のメリットは、何と言ってもパワフルな出力による「爆煙」と、セッティング次第で引き出せる濃厚なフレーバーです。煙量や味の濃さを細かく自分好みに追求できるのはBOX MOD型ならではです。
エアフロー(通気量)やワット数の微調整、コイル抵抗値に合わせた温度管理など、カスタマイズ性が非常に高いため、電子タバコを趣味として楽しみたいユーザーに愛されています。
BOX MOD型は、「もっと煙を!もっと濃い味を!」とベイプ(電子タバコ)を突き詰めたい愛好家におすすめです。
おすすめできる人をベイプ(電子タバコ)の種類別で解説
以上のように、ベイプ(電子タバコ)には主に5種類のタイプがあります。ここからはタイプ別に「このような人にはこの種類が向いている」という観点で解説します。
自分の喫煙習慣や好みに照らし合わせて、どのタイプがマッチしそうかイメージしてみましょう。
使い捨て型 – まずはベイプ(電子タバコ)を試したい超初心者や手間を嫌う人
使い捨て型ベイプがおすすめな人は、「とにかく手軽にベイプ(電子タバコ)を試してみたい」という超初心者です。電子タバコに興味はあるものの難しい操作や知識に自信がない方でも、使い捨て型なら買ってすぐ吸えるのでハードルが非常に低いです。
また、機械の扱いが苦手な人や面倒くさがりな人にも最適です。メンテナンスフリーで終わったら捨てるだけなので、充電や掃除が不要で、忙しいビジネスパーソンの一服用や機械いじりに興味がない方の用途にもマッチします。
さらに、禁煙のきっかけとして電子タバコを試したい人も、手軽な使い捨て型から始めるのが良いでしょう。ニコチン0の製品なら依存性も低く、紙巻きタバコからの移行リスクを抑えられます。
ただし、ヘビースモーカーが常用する場合は、買い直しの手間やコストに注意が必要です。「まず1本だけ買って吸ってみたい」という段階なら、使い捨て型が最適の選択肢です。
POD型(ポッド型) – 手軽さと満足感を両立したい禁煙目的の人
POD型ベイプがおすすめな人は、「手軽さも欲しいけど、それなりに吸いごたえも欲しい」という禁煙目的の人です。禁煙のためにタバコ代替品としてベイプ(電子タバコ)を使う場合、あまりに物足りないと結局タバコに戻ってしまう恐れがあります。
その点POD型なら、使い勝手は簡単なのに煙の量やキック感は十分感じられるモデルが多いため、喫煙者でも満足しやすいバランスが取れています。
特に「禁煙したいけどタバコの習慣が恋しい」「ニコチンは避けたいが喉にくる刺激が欲しい」といった方には、POD型が向いています。ニコチン0でも強メンソールや独自の刺激成分を配合したカートリッジを選べば、喫煙時のようなノドにガツンとくる感覚を得られる製品もあります。
また、忙しくて手間はかけられないがタバコはやめたい人にもPOD型はピッタリです。充電とポッド交換以外やることがないので、仕事や家事で忙しい中でも続けやすいはずです。
頻繁にタバコを吸っていた習慣がある人ほど、簡単に何度も吸えるPOD型は相性が良いと言えます。
AIO型(オールインワン型)- コスパ良く本格的なベイプ(電子タバコ)へ移行したい初心者や中級者
AIO型ベイプがおすすめな人は、「いずれ本格的なリキッド式ベイプに移行したいが、まずは簡単なところから始めたい」という初心者~中級者です。POD型で物足りなくなってきた人や、初めからリキッドを自分で選んで楽しみたい人に向いています。
例えば、今まで使い捨てやPODでベイプ(電子タバコ)に慣れてきた方が、「もっと色々なフレーバーを試したい」「経済的にリキッド補充型にしたい」と感じた際、AIO型に移行するとスムーズです。
AIO型なら市販の様々なリキッドを自由に使えるため、フレーバー選択の幅が一気に広がります。メンソールの強さを自分で調整したり、話題のスイーツ系フレーバーに挑戦したりと、ベイプ(電子タバコ)の醍醐味である味の多様性を存分に楽しめます。
また、コイル交換が可能なので、消耗したらコイルだけ買い替えれば長く使えます。コイル自体も一個数百円程度なので、PODの使い捨て部分を買い足すよりランニングコストが抑えられるケースが多いです。
経済的に見ても、AIO型は長期的にコスパが良い選択と言えます。節約志向で禁煙したい人や、タバコ代を減らしたい人にも向いているでしょう。
ペン型 – タバコに近い吸い心地とキック感を求める喫煙者
ペン型ベイプがおすすめな人は、「紙巻きタバコのような吸い心地をできるだけ再現したい」という現喫煙者です。
ペン型は形状も吸い方も従来のタバコに近いため、タバコから移行しても違和感が少ないのがメリットです。喫煙時の癖や所作をあまり変えずに済むので、電子タバコへの心理的ハードルが低くなります。
特に吸ったときのキック感(喉への刺激)や吸いごたえを重視する方には、ペン型が向いています。実際に喫煙者からも「タバコを吸っている感覚に近い」と評価されており、禁煙目的で導入した人が無理なく移行できたという声も多いです。
また、ペン型はスリムでオシャレなデザインのものも多く、ファッション感覚で持ち歩ける点も喫煙者には嬉しいポイントです。紙巻きタバコだとどうしてもヤニ臭や周囲への煙が気になりますが、ペン型ベイプなら煙もほとんど臭わず、エチケット面でも優れています。
BOX MOD型 – 趣味として深く追求したい爆煙好きの上級者
BOX MOD型ベイプがおすすめな人は、「ベイプ(電子タバコ)を趣味としてとことん追求したい」という上級者です。爆煙(クラウドチェイス)が好きで、色んなデバイスやリキッドを試すこと自体を楽しみたい人には、このタイプが最適です。
例えば、煙をモクモク出すトリック(スモークトリック)に挑戦したい人や、濃厚な味わいのベイプ(電子タバコ)でシーシャのような感覚を味わいたい人などは、ハイパワーが出せるBOX MOD型が最適です。
出力可変のMODなら、低抵抗のコイルを用いて一気に蒸気を発生させ、部屋が真っ白になるほどの大量の水蒸気を出すことも可能です。
BOX MOD型は重量もありサイズも大きめなので、携帯性やお手軽さは他に譲るとして、その分家や決まった環境で腰を据えて楽しむスタイルになるでしょう。紙巻きタバコでは味わえない奥深い趣味の領域に踏み込めるのが、このBOX MOD型最大の特徴です。
ベイプ(電子タバコ)の特徴3選
次に、ベイプ(電子タバコ)に共通する主な特徴を3つご紹介します。
紙巻きタバコや加熱式タバコ(IQOSなど)と比べた際のメリットに焦点を当てているので、「ベイプ(電子タバコ)にすると何が良いの?」という疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。
ニコチン・タール・一酸化炭素が紙巻きタバコ/加熱式タバコより少なく健康被害が起きづらい
ベイプ(電子タバコ)最大の特徴は、有害物質が圧倒的に少ないことです。紙巻きタバコの煙にはニコチン・タール・一酸化炭素をはじめ数百種もの有害成分が含まれますが、ベイプ(電子タバコ)の場合それらが極めて少ないか、場合によっては含まれていません。
例えば日本国内で販売されているベイプ(電子タバコ)用リキッドには、基本的にニコチンが一切含まれておらず、タールも発生しません。
実際、イギリスの公的機関による研究では「ベイプ(電子タバコ)は紙巻きタバコより95%害が少ない」との報告もあり、近年では禁煙治療に電子タバコを活用する試みも各国でなされています。
加熱式タバコ(IQOSなど)と比べても、ベイプ(電子タバコ)はさらに有害成分が少ないです。加熱式はタバコ葉を低温で加熱するためニコチンは含まれますし、多少のタールも発生します。一方ベイプ(電子タバコ)はタバコ葉非使用なので、ニコチン・タールフリーです。
紙巻きタバコ特有のヤニ臭さがない
ベイプ(電子タバコ)は臭いの面でも大きなメリットがあります。紙巻きタバコを吸うと、タバコ特有のあのヤニ臭(残り香)が部屋や衣服、髪の毛に染み付いてしまいます。
しかし、ベイプ(電子タバコ)の場合はヤニの臭いがほとんどゼロなのです。これはベイプ(電子タバコ)にタールが含まれていないためで、出てくるのは香り付きの水蒸気だけだからです。
実際、ベイプ(電子タバコ)の煙(蒸気)の匂いは吸っているときにわずかにリキッドの香りがする程度で、残り香はすぐ消えてしまいます。
例えばフルーツ系のリキッドなら一瞬フルーティーな香りが漂いますが、数分後にはほとんど感じられなくなります。部屋に充満しても壁やカーテンにヤニ臭が染み付くこともありません。
喫煙者自身にとっても、ヤニ臭がないのは嬉しいポイントです。紙巻きタバコだと、どうしても自分では気づかぬうちに服や口臭にタバコ臭が残りますが、ベイプ(電子タバコ)なら臭い対策をしなくても済む場合がほとんどです。
このように、ベイプ(電子タバコ)は匂いのクリーンさが際立っています。ヤニ汚れも付かないため、部屋の壁が黄ばむ心配もありません。
リキッドの交換だけなので紙巻きタバコ/加熱式タバコよりもランニングコストが安い
ベイプ(電子タバコ)は経済的にも優れています。紙巻きタバコは年々値上がりし、1箱あたり500~600円以上しますが、ベイプ(電子タバコ)の場合、一度デバイスを買えば月々の消耗品代はリキッド代とコイル代程度です。
一般的な計算では、リキッド式ベイプの場合月に3,000~6,000円程度の消耗品費用で済むとされています。
項目 | 紙巻きタバコ | 加熱式タバコ (IQOSなど) | ベイプ (リキッド式) |
---|---|---|---|
主な消耗品の価格 | 1箱あたり500~600円以上 | 1箱あたり約500円 | リキッド1本:1,000~2,000円前後コイル1個:数百円~ |
1日1箱(1個)×30日吸った場合の月間コスト目安 | 約15,000~18,000円 | 約15,000円 | 3,000~6,000円程度(リキッド+コイル代) |
具体例 (紙巻き600円/箱の場合) | 600円×30日=18,000円(年間 約216,000円) | 500円×30日=15,000円(年間 約180,000円) | リキッド2本(1,500円×2=3,000円)+コイル2個(500円×2=1,000円)=月4,000円(年間48,000円) |
差額(紙巻き vs ベイプ) | – | – | 月14,000円差/年間 約168,000円(約17万円)差 |
初期投資 | ライターなど除きほぼ不要 | デバイス代:3,000~1万円程度 | デバイス代:2,000~1万円程度(高級品はそれ以上も) |
ニコチン・タール | あり | ニコチン・タールを含む | 日本国内リキッドならニコチン・タール0 |
メリット | ・入手が容易 ・吸い慣れている人が多い | ・紙巻きよりはニオイが軽減されやすい | ・低コスト ・ニオイやヤニが少ない ・健康リスク低減 |
デメリット | ・年々値上がり ・ヤニ臭や健康リスクが大きい | ・ニコチン含有(依存リスク) ・デバイス代が必要 | ・デバイス操作やメンテナンスが必要 ・合わないリキッドもある |
ベイプ(電子タバコ)の種類ごとのおすすめ機種
ここからは、先に紹介したベイプ(電子タバコ)の種類ごとに具体的なおすすめ機種を挙げていきます。
それぞれのタイプで人気の高いモデルや特徴的な製品を1つずつピックアップしました。機種選びに迷ったら、まずはここで紹介するものをチェックしてみると良いでしょう。
使い捨て型 – DBL STICK ZEROはリアルな風味でニコチン・タールゼロなので禁煙サポートに最適

使い捨て型ベイプのおすすめ機種は、「DBL STICK ZERO(ディービーエル・スティック・ゼロ)」です。
これは人気の使い捨て電子タバコシリーズで、最大の特徴はリアルな風味(フレーバー)の再現性とニコチン・タール完全ゼロという点です。まさに禁煙サポートに最適な一本と言えるでしょう。
DBL STICK ZEROは10種類もの豊富なフレーバー展開をしており、定番のミントやグレープ、スイカなどに加え、クラシックレギュラー(タバコ味)も用意されています。
このクラシックレギュラーは紙巻きタバコ本来の深い味と香りをリアルに再現しており、「はじめてでもハズレが心配…」という方にも安心の仕上がりです。
他にもメンソール入りの果実フレーバーなど、初心者からするとどれにしようか迷ってしまうほどのラインナップです。どの味も吸い始めから吐き出す時まで風味が変わらずリアルに感じられるよう、プロの調香師が天然素材でブレンドしているとのことで、味へのこだわりが伺えます。
POD型(ポッド型) – DR.CHILLは喫煙者も大満足の吸いごたえ

POD型(ポッド型)デバイスのおすすめは、話題の「DR.CHILL」です。DR.VAPEなどと並び注目を集めている日本発のポッド型ベイプで、特に喫煙者が満足できる強い吸いごたえがウリとなっています。禁煙目的でベイプ(電子タバコ)に切り替える方にはまさに理想的な一台でしょう。
DR.CHILL最大の特徴は、ノンニコチン・ノンタールにも関わらず喉にガツンとくる吸い応えです。これは独自開発の「シガーキック+」という成分や、新型の加熱システムを搭載することで実現されています。
実際に一口吸うと、まるでニコチン入りタバコを吸った時のようなキック感が喉を刺激します。「電子タバコでもこんなに満足感があるのか!」と驚くほどで、ヘビースモーカーの方でも思わず咳き込んでしまうくらい強力です。
これならニコチンが無くても十分満足できるため、禁煙時の置き換えとして非常に優秀です。
AIO型(オールインワン型)- Joyetech eGo AIOは吸いごたえとメンテナンス性を兼ね備えた人気機種

AIO型(オールインワン型)の定番&おすすめ機種は、「Joyetech eGo AIO」です。
世界的ベイプメーカーJoyetechが送り出すロングセラー製品で、初心者向けスターターキットの決定版とも言える存在です。吸いごたえと扱いやすさを高レベルで両立しており、日本でも根強い人気があります。
eGo AIOの魅力はまず、その手軽さです。オールインワン構造でバッテリーとタンクが一体化しているため、パーツの取り付けに悩むこともありません。
基本操作はボタン一つで電源オンオフ&吸引が可能で、初心者でも戸惑うことなく使えます。トップキャップを外してリキッドを注ぐだけの簡単補充(トップフィル方式)なので、リキッドチャージも清潔・迅速です。
さらに独自の構造で液漏れしにくい設計になっており、持ち運び時にバッグの中がリキッドまみれ…なんて心配もほぼありません。
ペン型 – Innokin Endura T18IIはタバコに近い吸い心地で喫煙者にも人気

ペン型ベイプの代表格としておすすめしたいのが、「Innokin Endura T18II」です。
世界的メーカーInnokinのロングセラーモデルで、前モデルT18から改良を加えた第二世代となります。紙巻きタバコに近い吸い心地を実現することを目指して開発されており、喫煙者にとても評判が良いスターターキットです。
Endura T18IIの特徴は、しっかりとしたMTL(マウス・トゥ・ラング)吸いができることです。MTLとはタバコと同じように一度口に煙を溜めてから吸い込む吸い方で、このデバイスはそのMTL運用に最適化されています。
具体的には空気取り込み口(エアフロー)が絞られており、吸った時に適度な重みを感じます。これが紙巻きタバコの吸い応えに非常に近い感触を生み出します。
実際に紙巻きタバコから移行した人から「吸い込みの抵抗感がタバコそっくり」と評価されており、違和感なく移行できたという声が多いです。
BOX MOD型 – Eleaf iStick Picoは小型だが爆煙も可能な人気機種

BOX MOD型のおすすめ機種として名高いのが、「Eleaf iStick Pico」です。2016年頃の発売以来、不動の人気を誇る超定番テクニカルMODで、世界中のベイプ(電子タバコ)愛好家から愛されています。
「小さいのに高性能」というキャッチコピー通り、手のひらに収まるコンパクトさながら爆煙も可能な実力派で、まさにいいとこ取りの名機です。
iStick Picoの魅力はなんといってもそのサイズです。高さわずか7cm強(バッテリーキャップ除く)という小ささで、ポケットに入れても嵩張りません。それでいて18650バッテリー1本を使用し最大75W出力が可能というのだから驚きです。
発売当時、「世界で一番売れたデバイス」とまで言われたのも納得のスペックで、現在でも色褪せない魅力を持っています。
ベイプ(電子タバコ)に関するよくある質問
ベイプ(電子タバコ)を吸うと肺に水がたまるというのは本当ですか?
「ベイプ(電子タバコ)を吸うと肺に水が溜まる」という噂を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは事実ではなく誤解です。結論から言うと、電子タバコやシーシャ(水タバコ)を吸った直接の原因で肺に水が溜まることはありません。
「肺に水がたまる」というのは医学的には肺水腫と呼ばれる状態ですが、これは心不全や重篤な肺炎などで起きる症状です。ベイプ(電子タバコ)を吸う健康な人が突然肺水腫になることは考えにくいですし、そのような報告も確認されていません。
ただし注意点として、既に何らかの疾患で肺に水が溜まっているような状態の人がベイプ(電子タバコ)を吸うと、呼吸器に負担がかかる可能性はあります。適度な使用を心がけ、異変を感じたら使用を中止して医師に相談することをお勧めします。
ベイプ(電子タバコ)とシーシャの違いの違いを教えてください
ベイプ(電子タバコ)とシーシャ(水タバコ)は、煙を楽しむための器具ですが、その仕組みや特徴に大きな違いがあります。
ベイプ(電子タバコ)は電気でリキッドを加熱して水蒸気を発生させる装置です。
日本国内で販売されているものは基本的にニコチン・タールを含まず、食品レベルの成分(プロピレングリコール、植物性グリセリン、香料)で構成されています。コンパクトで持ち運びしやすく、外出先でも気軽に使用できます。
一方、シーシャは水タバコの一種で、フレーバー付きのタバコ葉を炭火で熱し、その煙を水を通して冷却してから吸引します。サイズは30cm~1mほどと大きく、持ち運びには不向きで、自宅やシーシャバーで楽しむのが一般的です。
水を通すことで通常のタバコよりもニコチンやタールの濃度を軽減できるとされていますが、完全に除去されるわけではありません。
ベイプ(電子タバコ)を喫煙所で吸うと恥ずかしいですか?
ベイプ(電子タバコ)を使用する人は年々増加しており、喫煙所でベイプ(電子タバコ)を吸うことは今や珍しくありません。従来のタバコと異なるデバイスを使用することで周囲の目が気になるかもしれませんが、恥ずかしがる必要は全くないのです。
日本では法律上、ベイプ(電子タバコ)は受動喫煙防止条例の対象外ですが、マナーとして喫煙所で吸うことが推奨されています。周囲の人も自分の一服に集中しているため、あなたがベイプ(電子タバコ)を使用していることをあまり気にしていないことが多いです。
もし気になるなら、コンパクトなデバイスや煙量の少ないタイプを選ぶという方法もあります。自信を持って「これが今の自分のスタイルだ」と自然体で楽しむことが大切です。
ドンキホーテで売っているベイプ(電子タバコ)のおすすめを教えてください
ドンキホーテでは様々なベイプ(電子タバコ)が販売されていますが、以下のような製品が人気でおすすめです。
使い捨てタイプなら、「Air mini(エアーミニ)」と「Air mist(エアーミスト)」がおすすめです。Air miniは約300回吸引可能なお手軽スティックで、フレーバー種類が29種と非常に豊富なのが魅力です。
カートリッジ交換式(POD)タイプなら、「C-Tec DUO(シーテック・デュオ)」がおすすめです。SB充電で繰り返し使えるスティック型デバイスに、カートリッジを差し込んで使用します。フレーバーは全9種あり、メンソールやグレープフルーツなど好みに合わせて選べます。
リキッド(液体)式タイプで定番なのは、「Eleaf iStick Pico 75W」です。前述した小型高性能MODで、世界的人気モデルゆえ置いている店舗もあります。
ドンキは店舗によって品揃えが異なりますが、どれも人気商品ですので、在庫がある可能性が高いです。購入前に店頭でパッケージの説明を確認し、自分の好みに合いそうなものを選んでみましょう。
リキッド式のベイプ(電子タバコ)のおすすめを教えてください
リキッド式ベイプ初心者にはJoyetech eGo AIOやInnokin Endura T18II、もう少し踏み込むならEleaf iStick Picoがおすすめです。
いずれも国内外で高評価を得ている鉄板モデルですので、大きなハズレはありません。自分の重視ポイント(手軽さ・タバコ感・パワーなど)に合わせて選んでみてください。
リキッド式はフレーバーも自由に選べるので、ぜひお気に入りの機種で多彩な味を楽しんでください。
まとめ
ベイプ(電子タバコ)には、使い捨て型・POD型・AIO型・ペン型・BOX MOD型の5種類があり、それぞれ特徴が異なります。
ベイプ(電子タバコ)の主なメリットは、ニコチン・タールが含まれず健康被害が少ないこと、ヤニ臭がなく周囲に迷惑をかけにくいこと、そしてタバコよりランニングコストが安いことです。
禁煙や節約を考える方にとって強い味方となるでしょう。
初めてのベイプ(電子タバコ)は不安もありますが、基本を押さえれば難しくありません。あなたに合ったベイプ(電子タバコ)を見つけて、健康的で経済的なベイプライフを楽しんでください。